【便利な石工道具も紹介します】コンクリートを解体するのにこんな方法がありました

杉並区荻窪の石材問屋・大徳石材工業の大代(おおしろ)賢太郎です。

当社は問屋として石材製品の卸販売が基本ですが、石材店の皆さまのお役に立ちたいという考えから、お墓の据付工事や解体工事も下請けでおこなっております。
先月は解体のご依頼をいただいたのですが、そこで使用した便利な道具をご紹介したいと思います。

ちなみに、このブログをご覧になっている皆さまは、下の様なコンクリートで出来ている外柵や根石(今回は敷地寸法が約9尺角でコンクリートは厚み6寸×高さ1尺でした)を壊す際、どのような方法でおこなっているのでしょうか。

「電動もしくは油圧ブレーカー(ハンマ)で壊す」「大ハンマーで叩いて壊す」「カニクレーンで吊り上げる」といった意見が聞かれそうですが、今回の作業で初めて「ウォールクラッシャ」という道具を使ってみました。


少しわかりづらいと思いますが、電動式油圧ポンプが動力になっていてクランプの様な道具で圧力をかけて挟み込みコンクリートを砕いていきます。元々は建物内の壁や騒音を立てられないような現場で使用されているようで作業中も大変静かでした。
しかも、このウォールクラッシャの良いところは持ち運びに丁度良い大きさに割れてくれます。

例えばこれがブレーカーだと細かくは砕けるのですが、そのぶん時間もかかりますし、ブレーカー自体が重いので体力もかなり消耗しますよね。
ちなみに半日程度で下の写真の状態まで壊すことができました。
ただこの道具も難点があり、見ての通りウォールクラッシャで挟み込むため隣の墓地との距離が5寸程度ないと使用できません…。
「そんな墓地は滅多にないよ!」という声が聞こえてきそうですが、現場に合わせて、ぜひ皆さまも検討してみてはいかがでしょうか?

以上、便利な石工道具のご紹介でした!

石材問屋・大徳石材工業株式会社 大代賢太郎
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