カンボジア産のグレー系の3石種をご紹介!
杉並区荻窪の石材問屋・大徳石材工業の大代(おおしろ)賢太郎です。
ここ最近はカンボジア産の取扱い石種がずいぶんと増えてきました。
「OW-1」や「OW-3」といった白系はもちろんですが、人気が高いグレー系のラインナップが充実していますので今回は3つの石種をご紹介したいと思います。
まずは写真左の「カンボジアブルー」です。
取引工場では「新深山654」と呼んでいるようですが、中国産の石種と勘違いされることが多いため名称を変更しました。
「○○654」と言えば皆さまご存じの通り「長楽」、「長泰」、「平和」、「角美」、「甫田」その他たくさんありますが、すべてグレー系になります。
なので、この石種も「654」という数字を使用したのでしょう。
事実、見た目は角美654によく似ています。
出来上がった製品はこのような感じで、ムラもクセもなくなかなか良いと思います。
写真真ん中の「東方山崎」は中国山崎石や河北山崎石の代替石種を探していたところ、取引工場よりご案内いただきました。
ただ、残念ながら上記2石種ほど石目は細かくありません。
ライトでもダークでもない、ほどよいグレーはどちらかというと654系という方が相応しいと思います。
弊社もまだお得意先に案内しはじめたばかりなので、注文をいただいたことはないですが、取引工場から参考写真が送られてきたので何となく雰囲気は感じられます。
黒玉も少なく、8尺くらいの長尺物も作成できるそうなので、これから勧めていきたいと思います。
最後に「カンボジアグレー」です。
もちろん好き嫌いがあるので否定するつもりはありませんが、私自身この石のサンプルを見たときに「あまりキレイな石目ではないな…」と感じてしまいました。
なので、一切勧めたことがありません。
もしかしたら製品になったら抜群によく見えることがあるかもしれません。また石材店の皆さまに勧めてみたら意外な反応が返ってくるのかもしれませんのでグレー系の候補には入れておこうと思います。
あと654系のクレーム例として、キズではないと思いますが「白いスジが出てきた」、水を吸水して乾かずに「真っ黒になった」と言われることが多々ありましたので、その部分を気にしながら見極めていきたいと思います。
気になる石材店様にはサンプルもご用意していますので、お気軽にお問い合わせ下さいます様お願いいたします。
石材問屋・大徳石材工業株式会社 大代賢太郎
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