文字彫刻、イラスト彫刻、立体彫刻、写真彫刻すべて承ります

杉並区荻窪の石材問屋・大徳石材工業の大代(おおしろ)賢太郎です。

ここ最近増えているのが文字彫刻まですべて一括でご依頼いただき、納品して欲しいというご要望です。
恐らくワンストップで依頼できるので、発注する石材店様からしたら間違いが起こりづらいからだと思います。

弊社ではご依頼をいただくと、原寸大の原稿はもちろんA4サイズに縮小した原稿もお渡ししています。
A4サイズに縮小しておくと石材店様がスキャンして保管用でとっておくことも容易ですし、もし変更等があるときには縮小版に書き込んでご指示いただけるので非常に便利だという考えからです。

書体は楷書体、行書体、隷書体を基本として、草書体や創作文字については書家の先生に書いていただいています。
また擦れた文字にも対応していて、そのような文字には下のような彫刻方法で表現しています。
もちろん、文字の底をニューマ(エアーチッパー)で叩くサライ(サラエ)にも対応しております。

さらに弊社では、立体彫刻のアルテヌォーバ(初期は「ファントーニ彫刻」という名称で扱っていましたが諸事情により名称を変更しました)も石材業界では先駆者として承ってまりいました。
ただ、この立体彫刻技術は直ぐに中国工場などに真似をされてしまい、なかなか差別化が難しくなっているのが現状です…。
しかし、オリジナルデザインとなると手間もかかりますし、そこまでやっている工場はあまりないんじゃないかと思います。
つきましては、唯一無二のデザインをご希望されるお施主様がいらっしゃればぜひ勧めていただきたいです。

もうひとつ増えているのが写真を石材へ彫刻して欲しいというご依頼です。
昨今は、ペットを自分の子供のように可愛がっている方もかなり増えており、ペットのお墓へ写真を彫刻したいという要望が非常に多くなりました。

そういった時に多くの石材店様では「レーザー彫刻」や中国で行っている「点刻(影彫り)」を提案することが一般的なようですが、私はどちらも勧めていません。
前者のレーザー彫刻は黒みかげ石へ彫刻するには威力が弱すぎてぼやけてしまいます。後者の点刻は先の細い専用のノミで彫刻しているわけですが、すべて手作業で行っているため職人の技術に大きく左右されてしまうからです。
ちなみに下の写真は点刻作業の様子です。※近年は中国へ行ってもあまり見かけなくなった光景ですが、20年ほど前は干支などの小さな彫刻品を展示販売している工場には必ずと言っていいほどいらっしゃいました。

では、どのような方法で彫刻するのかというと、通常の文字やイラストはゴムを貼って彫刻する部分だけを切って砂を吹き付けることは石材店様であればご存じだと思いますが、写真の場合、特殊なフィルムを使用します。
すると写真右の猫のように、こんなにキレイに彫刻することができます。
もっと凄いのが左の細かな文字は般若心経ですが、2分(約6㎜)の文字でしっかりと彫刻されています。
このようにかなり細かな文字にも応用できるのです。最近、納めさせていただいた写真彫刻の例では亡くなったお父様がテーラーだったそうで、ハサミとメジャーの写真を墓誌に彫刻して欲しいという案件がありました。
こちらはサンプルですが、非常に鮮明に彫刻することができました。
今回は、弊社で承っている様々な彫刻のご紹介でしたがいかがだったでしょうか。

石材は他社で頼んだけど、彫刻は弊社に依頼したいなんていうパターンでも受けておりますので、ぜひご相談いただければ幸いです。
本日も最後までお読みくださり、誠にありがとうございました。

石材問屋・大徳石材工業株式会社 大代賢太郎
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