圧巻のスケール!無量壽寺の石造美と“石の宝殿”の神秘
杉並区荻窪の石材問屋・大徳石材工業の大代(おおしろ)賢太郎です。
一昨日、弊社が加盟している(一社)日本石材産業協会で、「石材店に行く前に読む本」を編集・制作した基準策定委員会の旧メンバーによる研修&同窓会が開催され、参加してきました。
今回の研修は、念佛宗の総本山・無量壽寺(むりょうじゅじ)と、生石神社(おうしこじんじゃ)の見学です。
まず「念佛宗」や「無量壽寺」については、私自身も初めて知る宗派・寺院でしたので、少し調べてみました。
ウィキペディアによると、
念佛宗三寶山無量壽寺(ねんぶつしゅう さんぽうざん むりょうじゅじ、新字体: 念仏宗三宝山無量寿寺)は、日本の仏教の教団。新宗教団体に分類される。仏教系浄土門の単立宗教法人である。
設立は1979年12月19日でいわゆる新興宗教に属するようです。
所在地は兵庫県加東市で、パンフレットによると総面積はなんと55万坪。
境内には本堂、総門、地蔵堂、五重塔、鐘楼などが並び、伽藍全体に約1万点の彫刻と45万点を超える彫金で荘厳(しょうごん)されているそうです。
※荘厳とは仏像や仏堂を美しく飾りつけること。






本堂前にある灯籠は高さ12m・幅7.4mと、ギネス世界記録に認定されているとのこと。
1.2㎞に及ぶ参道や巨大な庭石の数々など、まさに“石の都”といえる壮観な景観でした。
そして見学の中で最も驚いたのが、こちらの「敷石兼階段」。
よく見ると赤い線で囲んだ部分が一枚の石でつくられています。

スケールがなかったので正確ではありませんが、おそらく幅5尺、長さ50尺、高さ2尺5寸ほど。
単純計算でも約47t…。思わず言葉を失いました。
まるで“石のテーマパーク”にいるようです。
3時間半という見学時間の中では、教義や仏教の教えなどの説明もありましたが、
正直、石のスケールに圧倒されてしまい、ほとんど頭に入ってきませんでした(笑)。
次回お伺いしたい際にはしっかり勉強させていただこうと思います。
続いて訪れたのが、高砂市にある生石神社(おうしこじんじゃ)。
竜山石の採掘場近くに位置し、境内には「石の宝殿」と呼ばれる巨大な石が祀られています。
高さ約6m、幅約7mの巨石が、水盤の上に浮いているように見えることから「浮石(うきいし)」とも呼ばれています。
実際は、周囲の岩盤から切り出された石の下部を深く削り込むことで、浮いているように見せているとのこと。
“いつ、誰が、何のために、どうやって造ったのか”――そのすべてが未解明だそうです。
人が石に祈りを込め、形に残してきた歴史。
同じ石を扱う者として、ただ見とれてしまう時間でした。
石材問屋・大徳石材工業株式会社 大代賢太郎
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