【あの歴代首相の墓所でも採用】北陸の銘石・新潟県産千草石をご紹介!

杉並区荻窪の石材問屋・大徳石材工業の大代(おおしろ)賢太郎です。
年が明けてすでに半月ほど経過していますが、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

さて一都三県では年始早々から緊急事態宣言が再発令され、例年でしたらお年賀をお届けしながら石材店様へ挨拶回りにお伺いしている時期ですが、今回は状況を考慮して控えさせていただきました。
またメディアでは新型コロナウイルスの事ばかりが取り上げられていますが、日本海側の地域では記録的な大雪に見舞われていて大変な苦労をされていることと存じます。
そんな大変な時だからこそ、応援の意味も込めてあの田中角栄元首相の墓所でも使われている北陸の銘石、新潟県産千草石(ちぐさいし)をご紹介したいと思います。

千草石が採れるのは新潟県妙高市で、地元では墓石や記念碑でかなり使用頻度が高いため、ひと昔前までは市内でも数十社の石材店が採掘していたようですが、現在はご案内していただいた有限会社岡田石材店様の一社のみが採掘をおこなっています。
採掘場は妙高市の中心地の北東約4kmにあり、山の中腹からは市内を一望でき、その眺めはいつまでも見ていられるような気がします。

しかし真夏は太陽に晒されかなりの高温になり、冬は積雪に悩まされるため基本的には春と秋の2シーズンしか採掘していないそうです。
※訪れたのは昨年の夏でしたが、確かにじっとしていても汗が止まらないほど暑かったのを憶えています。

原石は玉石で形成されていて、土の中に埋まっているものを重機で掘り起こすわけですが、大きなものだと10tクラスにもなるため採掘も容易ではありません。原石の前で写真を撮りましたが176㎝の私より一回り大きいので想像できるかと思います。

気になる磨き面はややグレーかがった緑色で、しっとりと落ち着いた雰囲気が好まれるようです。
岡田石材店様の工場では、野面をそのまま使用した記念碑や飛石の加工をおこなっていました。
また岩石の分類は本小松石と同じ安山岩にあたりますので、石材店様がそのように聞くと磨き面が剥がれたり、吸水が多いのではないかと心配されると思いますが、意外にもそのようなこともありませんでした。
前述の通り、妙高市を中心に地元では多くの墓石や記念碑で使われているため、実際に墓地へ行き経年変化を確認しましたが表面の剥離はまったくなく、吸水はするものの水をしっかり吐き出すためか、昭和55年に建立された写真の墓石には水ジミが一切見られませんでした。ただし一点だけ数年経過すると大きく変化する部分があるとすれば、それは色調です。
下の写真は、左が磨いたばかりの千草石で、右の写真は30年ほど経過した千草石のサンプルですが、鉄分が多く含まれているため時間が経つにつれて赤茶色に変化していく特徴があります。
ただこれも趣があって自然の変化を楽しむと捉えれば、まったくおかしな事ではないと私自身感じています。
明治初期頃から採掘され墓石にも記念碑にも採用されてきた北陸の銘石・千草石。
興味がございましたらサンプルもご用意していますのでお気軽にお問い合わせ下さいます様お願い致します。

石材問屋・大徳石材工業株式会社 大代賢太郎
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